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熊本市東区にしだ整形外科

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全身の病気5

5.骨折

症状

骨とその周囲は神経と血管が豊富ですので、骨折するとその部位に痛みと腫脹が出現します。骨折がひどい場合は、動かせなくなったり、外見が変形したりします。

しかし、単なる打撲や関節脱臼でも似た症状が出るので、診断をはっきりさせるにはX線(レントゲン)写真を撮ります。

原因

骨が壊れることを骨折と言います。したがって、ヒビも骨折ですし、骨の一部分が欠けたり、凹んだ場合も骨折です。

骨折は骨に力がかかって発生します。健康な骨では、かなり大きな力がかからないと骨折しません。しかし、骨全体が弱っていたり、骨の一部が溶けていたりすると、弱い力でも骨折します(病的骨折)。

また、健康な骨に弱い力がかかる場合でも、同じ場所に繰り返し長期間かかり続けると骨折することがあります(疲労骨折)。

骨折の呼び名

骨折と同時に皮膚が破れて骨折部が露出したものを開放性骨折と呼び、治療を急ぐ必要があります。

骨折部が複雑に粉砕したものは粉砕骨折と呼び、今は複雑骨折という名称は使いません。また、転位(ずれ)の無いヒビだけの骨折を不全骨折と呼ぶ事があります。

予防と治療

予防

骨折の予防は日常生活での安全を追求する事です。車ではシートベルトと安全運転、スポーツでは十分な準備体操、飲酒では泥酔を避けることが骨折予防につながります。

高齢者の場合は家の中にも危険があります。手すり、滑りにくい靴下、ポータブルトイレなどが有用です。骨が折れやすくなる骨粗しょう症への対策も、年を取る前から始めることが重要です。

治療

骨折を担当する医師は整形外科です。骨折の治療や相談には、整骨院や柔道整復ではなく、整形外科を受診してください。