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熊本市東区にしだ整形外科

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足の痛み3

3.扁平足障害

症状

幼児のころから足が平べったく、大人になってもそのまま残っているタイプの扁平足では痛みはあまりありません。

これに対して中年以降に発症する扁平足では、内側のくるぶしの下が腫れて痛みが生じます。初めは足の扁平化は目立ちませんが、しだいに変形が進み、つま先立ちがしにくくなり、さらに足の柔軟性が低下して歩行が障害されます。

扁平足
つちふまずが消失しています

原因

足にはアーチ構造があり、効率よく体重をささえています。内側のくるぶしの下に、アーチをつり上げる働きをする後脛骨筋腱が通っています。

年齢による腱の変性や体重の負荷によって、この腱が弱くなるとアーチは低下します。成人期の扁平足は女性に多く発生します。

扁平足

予防と治療

足の指の筋肉もアーチを支えるのに重要です。これを鍛えるためには裸足での生活を心掛け、足の指を使うようにします。また適正体重を保つことも大切です。アキレス腱が硬くなってくるので、ストレッチ体操を行います。

アーチの低下が明らかな場合は、アーチサポート付きの足底板を作成します。アーチを上げることにより、疼痛は緩和されます。重症例では、手術が必要になることもあります。

※日本整形外科学会「スポーツ損傷シリーズ 21」から画像を引用しております。